今ではうつ病は「心の風邪」と言われるようになりました。
以前は精神疾患として暗いイメージがありましたが、薬で症状をコントロールすることで社会生活を続けられるようになったのが大きいようです。
「うつ病がセロトニン神経の機能障害で起こることは間違いありません。それは、脳内のセロトニン濃度を増やす働きをするSSRIが使われることからも明白です。」
ちなみにSSRIとは、少なくなった脳内のセロトニン濃度を高く維持するための薬です。
いくらセロトニン濃度を高くできるからといっても、薬を飲み続けなければなりませんし、そもそもセロトニンの基礎分泌を増やせるものではないそうです。
重要なのは弱ったセロトニン神経を根本から鍛えな直すことです。
まず、前提となることはセロトニン神経は、リズム運動で活性化されるということです。
ここでは、有田教授の薦める方法をご紹介います。
その方法とは・・・ 『意図的なリズム運動』 だそうです。
リズム運動・・・?
別に難しくありません。
例えばウォーキング。
ただ歩けばいい分けではありません。
普通の歩行では効果はないそうです。
エクササイズ・ウォーキングのように意識をしながら意図的な負荷をかけることがポイントです。
同様に効果的な運動としてジョギングや水泳、意外にもガムを噛むことでもセロトニン神経は鍛えられます。
やはり重要なポイントは意識的に運動をすることにあります。
もう一つ、教授が薦められている方法が『坐禅』です。
この坐禅の呼吸法により意図的に呼吸することです。
おなかを使った呼吸法は腹式呼吸と呼ばれますが、実は2種類あり、1つは横隔膜呼吸、もう1つは腹筋呼吸です。
この2つの呼吸法の決定的な違いは無意識に動くか大脳皮質からの命令で動くからです。
難しく考えることはなく、腹筋を収縮させようとすればそれ自体が「意図的な運動」となります。詳しくは有田教授の著書「セロトニン欠乏脳」をご一読下さい。
セロトニン神経に良い食物は、バナナ、納豆などの大豆製品、チーズなどの乳製品です。
これらの食物にはトリプトファンが多く含まれています。
セロトニン合成の材料にはトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸が必要で体内では作られませんので、上記の食物から摂取する以外にないのです。
最近では、サプリメントが手軽にビタミンなどを摂取できることから人気がありますがだからといって安易サプリメントでの摂取は早計です。
セロトニン神経を鍛えるにはリズム運動や陽の光であり、補助的なものでしかないからです。
サプリメントによってセロトニン前駆物質を大量に摂取すると、セロトニン症候群と言われる症状が現れ、高熱が発生し、痙攣や睡眠・覚醒障害などの副作用が動物実験で確認されています。
参考 「セロトニン欠乏脳」 著者 有田秀穂
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